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リュスティックとバゲットの違いは?チャバタ・カンパーニュ・名前の意味も解説

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リュスティックとはフランス語で「素朴・田舎風」の意味です。フランスパンの一種になりますが、バゲットやチャバタ、カンパーニュとはどう違うのでしょうか?

リュスティックとは?

リュスティックとは、フランスパンの一種で
小麦粉・水・塩・パン酵母で作った高加水のパンになります。
1930年代からパリで行われていた、こねない製法で作るパンです。

リュスティックは、成形しない切りっぱなしの四角いパンだよ

発酵させた生地を切るだけで、手軽に思いますが
水分がかなり多いので、生地の扱いを優しくやさしく丁寧にしないといけません。

リュスティックとバゲットの違い

リュスティックもバゲットも大きなくくりで言うと
フランスパンの1種です。

フランスパンと言ってもたくさんの種類があって
長さや重さで呼び名が変わります。

パン屋さんで見かける、通称フランスパンとは
パリジャン・バゲット・バタールと呼ばれる長ーいパンです。

リュスティックは、成形なしの切りっぱなしのパンですが、
バゲット(Baguette)のサイズは重さ350g・長さ67〜68cmほどになります。
「棒、杖」という意味でフランスパンの代表格。
パリジャンと長さは同じですが太さがちがいますよ〜。

リュスティックとチャバタの違い

チャバタとはイタリア語で『スリッパ』が語源の平べったくて四角いパン

チャバタのレシピも主に強力粉・塩・パン酵母・水でリュスティックと同じく
高加水でこねないパンになります。

形もほぼ同じなので、違いというのは国の違いだと思います。

リュスティックとカンパーニュの違い

リュスティック:フランス語でrustiqueは素朴・田舎風という意味
カンパーニュ:フランス語でCampagneは田舎という意味なので
pain de campagneで『田舎パン』ということになります。

リュスティックは素朴とい意味が強いかなって思います。

どちらもフランスのパンで、田舎なのでおなじように感じますが
レシピや成形は全然違いますよ〜。

カンパーニュ
写真:カンパーニュ

カンパーニュは全粒粉※1 やライ麦が入っていたり、天然酵母で長時間発酵させたりするので素朴で風味豊かなパンです。

※1:小麦を丸ごとひいたもの。

リュスティックのような高加水ではないので、クラムがリュスティックより目が粗く
ちょっと茶色っぽく酸味を感じることもあります。
パン屋さんによって、材料や製法が違っているのでそれもまた楽しみです^^

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